化(け)
  化導の略。その項を参照。
仮(け)
  実体のないこと。
外(げ)
  外道の略。その項を参照。
解(げ)
  悟ること。解了、解脱、解説などに用いる略で、苦悩の境地から超越して自由の境涯に入る。
繋珠(けいじゅ)
  法華経七喩の一つで衣裡繋珠、又は衣裡珠の譬という、無価の宝珠。値がつけられないほどの高価な宝珠のこと。
希有(けう)
  まれなこと。めったにないこと。
化縁(けえん)
  化導教化における仏と衆生の因縁。
下界(げかい)
  天界に対して人界、娑婆世界のこと。
下機(げき)
  下の機根のこと。上機に対する語。
下化衆生(げけしゅじょう)
  民衆を教化救済すること。
外護(げご)
  外から護ること。内護に対する語。
下向(げこう)
  都から地方へ行くこと。高い方から低い方へ下ること。
下剋上(げこくじょう)
  位の下のものが、反乱を企て、上の者を打ち負かすこと。
外根(げこん)
  機根が劣っていること。
下根下機(げこんげき)
  下等な根性、極めて劣った機根のことをいう。
華厳経(けごんきょう)
  大方広仏華厳経といい、華厳に三訳あって、四十巻、六十巻、八十巻の唐訳、東晋訳などがある。釈尊の成道後27日に、自内証の相を説いたという経文。
華厳宗(けごんしゅう)
  華厳経を依経とする宗派。
袈裟(けさ)
  僧侶の法衣の一つ、宗派によって形、色など異なる。布を寄せ集めて作ったもの。
下知(げち)
  命令を下に伝えること。
気色(けしき)
  ありさま、様子。
解者(げしゃ)
  仏の久遠の生命を悟った者。
下種(げしゅ)
  仏が衆生の心に成仏、得道の種子を下すこと。
下種折伏(げしゅしゃくぶく)
  衆生の心に成仏の種子を下すため、非を改めさせ、強く説法すること。
偈頌(げじゅ)
  仏徳や法理を讃歎する句。
化城喩品(けじょうゆほん)
  法華経題七品で、仮の城に喩えて、権(仮定)と実(真実)の関係を説明したもの。
化身(けしん)
  仏、菩薩が衆生を済度、利益するために種々に変化した身体のこと。
解心(げしん)
  仏法の道理を学び理解しようとする心。
解説(げせつ)
  衆生教化のために仏の教義を解釈し、説き明かすこと。
外相承(げそうじょう)
  外面的歴史事実の証明によって相承の正しさを示すもの。
化他行(けたぎょう)
  自行に対する語で、他を教化、化導すること。
仮諦(けたい)
  三諦の一つで、一切の諸法及び存在が常に有為転変し、因縁によって仮に和合していることで、諦はあきらか、つまびらかの意味。
懈怠(けたい)
  なまけ怠ることで、仏道修行に励まず退転していくこと。
解脱(げだつ)
  煩悩の繋縛から脱して三界の憂いのない安らかな心境に到ること。
化他利生(けたりしょう)
  仏、菩薩が衆生を教化し、利益を与えること。
結縁(けちえん)
  仏法に縁を結ぶこと。
血脈(けつみゃく)
  師から弟子へ法を伝えること。
結句(けっく)
  結局、ついに、むしろ、かえっての意。
結経(けっきょう)
  開経に対する語で、本経を説いたのち、結論として要旨をまとめ述べた経。
結業(けつごう)
  煩悩によって起こる所作。
結恨(けつこん)
  結んでとけない恨み、妙法を謗る罪の一つ。
結使(けっし)
  煩悩のこと、結も使も迷いの意。
結集(けつじゅう)
  釈尊滅後に弟子が集まって遺教を合誦し、四回にわたって集大成したこと。
決定(けつじょう)
  心が定まって動じないこと。
決定無有疑(けつじょうむうぎ)
  決定して疑いあること無しと読み、妙法を信受する者は必ず成仏することは間違いないという意味。
結要付嘱(けっちょうふぞく)
  教の肝要を要約し付嘱依託することで釈尊が上行菩薩に付嘱した妙法五字。
外典(げてん)
  仏典以外の書籍。内典に対する語。
化導(げどう)
  教化して善に導くこと。
外道(げどう)
  仏教以外の邪法を思惟する教え。
化法(けほう)
  仏が衆生を化導するために説いた教法教説及びその内容のこと。
現安後善(げんあんごぜん)
  現世安穏、後生善処の略。
下品(げほん)
  上品、中品、下品の一つ。
外用(げゆう)
  内証に対する語。本質的価値を内に蔵し、それを外に活用する作用。
顕祈冥応(けんきみょうおう)
  あらわな祈りによって冥々のうちに仏の感応があり、利益を受けること。
顕教(けんきょう)
  密教に対する語で、顕露教の略。
賢愚利鈍(けんぐりどん)
  賢者と愚者、及び鋭きことと鈍きこと。
堅固(けんご)
  堅くてしっかりしている。確実。
元寇(げんこう)
  鎌倉時代の文永と弘安の年間に、元(蒙古)が二度にわたって日本を襲った戦役。
顕示(けんじ)
  奥底の哲理をあらわすこと。
現証(げんしょう)
  現実の証拠、目の前の証拠をいい主に利益のときに用う。
現象論(げんしょうろん)
  吾等の知識は現象に限られ本体の真相は知ることあたわずという説。
現世(げんぜ)
  現在。過去世、現世、未来世の一つ。
現世安穏後生善処(げんぜあんのんごしょうぜんしょ)
  現世は安穏にして後に善処に生ずと読み、妙法を信ずる者は、現世で安穏な生活ができ、未来世にも必ず善処に生れて妙法を受持することが出来る意。
顕説(けんせつ)
  はっきりと説くこと。
現世利益(げんぜりやく)
  この世に息災、延命、治病の利益を得ること。
眷属(けんぞく)
  仏の分身又は常に仏に近侍して、説教を聞く諸菩薩。
還俗(げんぞく)
  出家した者が再び俗人にかえること。
健即利(けんそくり)
  健康であることがそのまま何ものにも変えがたい利益であるということ。
見宝塔品(けんほうとうほん)
  法華経第十一の経文で多宝如来が七宝の塔に乗って、大地から湧き出て塔中の半座を釈尊に譲り、二仏並座して虚空の大会を聞き“誰か能くこの娑婆国土において広く妙法蓮華経を説かん”と述べ、このあと法華経を受持することは中々難しいという此経難持が説かれてある。