
![]()
仏様はひとりひとりの心の中に。
信仰とは、つまり自分の人間性を磨くこと。
「信仰」と聞いただけで、自分とは無縁だと思ったり、難しいと考える人が少なくありません。しかし、決して特別なものではありません。信仰とはまさに、信じて仰ぐ(敬う)こと。人々はそれぞれの心の中で、思い思いの方法で神や仏を敬い、心の支えとしています。
たとえばわたしたち獅子吼会では、人には誰でも仏となるべき性質(仏性)が宿ると考えています。言い換えれば、仏性とは、ひとりひとりが持っているかけがえのない心の宝。しかし、その宝も磨かなければ、真価を発揮することができません。心の宝を大切に磨き、他人を敬い、他人を救うことを喜びとする。それこそが信仰だと、わたしたちは考えます。
![]()
お釈迦様の教えの最高峰である法華経の教えを尊び、修行を通じて自己を高める。
獅子吼会が尊ぶ教えは、法華経です。お釈迦様が法華経に説かれた真理を日蓮大聖人が、わたしたちにわかりやすく明示してくださったものです。この法華経の教えと一体化する。すなわち、教えを身に読んでいく(実践)のです。南無妙法蓮華経とお唱えし、南無妙法蓮華経に帰依するというのが、わたしたちの信仰の基本です。
![]()
凡俗(ぼんぞく)の身のわたしたちですが、「正しい仏様の教えを弘めたい」との思いをこめて。
「獅子吼」は、「ししく」と読みます。
元来、仏様の説法は「師子吼(ししく)」、説法をする場は「師子の座(ししのざ)」と呼ばれていました。しかしながら、わたしたちは凡俗の身であり、「師子吼」とは言わず、「師」にけものへんを付けて「獅」とし、仏様の正しい教えを修行し、弘める人々の集まりとして、会祖大塚日現聖人が大正二年二月十六日「獅子吼会」と命名しました。
![]()
仏教とは与えること。
人々を救わずにはおかないという信念に徹した十箇条。
| 其の一 | 思いを変えること(プラス志向を持つ) |
| 其の二 | 反省・感謝・努力(向上心を持つ) |
| 其の三 | 人を尊敬し、救う(不軽主義) |
| 其の四 | 人やもの全てから受ける恩恵を知って、還元するように努める(知恩報恩の実践) |
| 其の五 | 自分自身を真に知る叡智を養う(因縁を悟るご修行) |
| 其の六 | 報いを求めない奉仕活動を行う(給仕奉公の実践) |
| 其の七 | 自分のことを思うだけでなく多くの人を救う(自行化他、菩薩行の実践) |
| 其の八 | 人の苦を取り除き救う(お助行の実践) |
| 其の九 | 信者同士、人間同士は身は違っても、心を一つにして幸福を追求する(異体同心を旨とする) |
| 其の十 | 信心に徹して安らかな日々を送る(お任せの実行) |
時代の変化とともに、獅子吼会も大きく変わろうとしています。八〇有余年の歴史の中で、人々の悩みや苦しみもまた変化しました。しかし、常に人間の悩みの源は、「欲しいが得られない」という点ではないでしょうか。だとすれば、それを救う根本の教えも、やはり不変のものです。
会祖聖人は「仏教とは与えるもの」と教え、「宗教家は社会事業家であり、人を救うという崇高な使命を持っている」と言われました。獅子吼会が、獅子吼保育園や少年保護施設獅子吼園をはじめ、社会福祉事業のための大塚財団を設立したのは、すべてこのような宗教の使命を果たすための一貫した事業なのです。

|
西 暦 |
和 暦 |
出 来 事 |
| 1913年 | 大正2年 2月16日 |
会祖日現聖人、千葉県長生郡豊田村小林(現・茂原市小林)の生家(現・根本道場道教寺)で獅子吼会創立を宣言 |
| 1915年 | 大正4年 3月 |
浅草橋場親会場(本部道場)にて初の総講を開く |
| 1917年 | 大正6年 4月 |
獅子吼会布教誌「獅子吼世界」第一号発刊(わが国初の月刊仏教誌) |
| 1921年 | 大正10年 2月 |
獅子吼青年団を組織。引き続いて2ヶ月後に獅子吼婦人団を組織 |
| 1931年 | 昭和6年 12月5日 |
新宿区中井の丘に昭和の大本堂建立。落慶法要挙行される |
| 1935年 | 昭和10年 5月25日 |
発祥の地に根本道場道教寺を建立 |
| 1940年 | 昭和15年 5月 |
司法保護事業として少年更生施設「獅子吼園」を設立。昭和30年4月からは社会福祉法人「養護施設・獅子吼園」となる |
| 1946年 | 昭和21年 9月23日 |
会祖聖人、「司法保護事業」について昭和天皇にご説明。併せてお題目・無始已来を言上 |
| 1949年 | 昭和24年 11月19日 |
会祖聖人、東洋大学名誉学長就任 |
| 1951年 | 昭和26年 3月 |
会祖聖人、法華宗・大本山鷲山寺第九十一世貫首に就任 |
| 1954年 | 昭和29年 1月 |
会祖聖人、法華宗八十三代管長に就任 |
|
同 |
同 9月 |
天皇陛下のご料車(ベンツ)をご下賜される |
| 1957年 | 昭和32年 7月28日 |
会祖日現聖人、遷化 |
|
同 |
同 8月1日 |
二代会長に現楠副導師が就任。僧名を日eと改名 |
|
同 |
同 9月1日 |
二祖日e聖人、大本山鷲山寺第九十二世貫首に就任 |
| 1959年 | 昭和34年 1月3日 |
二祖聖人、法華宗八十七代管長に就任 |
| 1961年 | 昭和36年 5月3日 |
鷲山寺の本堂を再建 |
| 1974年 | 昭和49年 6月14日 |
二祖日e聖人、遷化 |
|
同 |
同 7月1日 |
三代会長に正信上人(現在の日正上人)が就任 |
| 1992年 | 平成4年 3月1日 |
昭和大本堂報恩講が営まれる |
| 1994年 | 平成6年 11月30日 |
平成の大本堂竣工 |
| 1995年 | 平成7年 4月1日 |
新本堂落慶法要を挙行 |
| 2001年 | 平成13年 4月28日 |
三世日正上人、大本山鷲山寺第九十九世貫首に就任 |
|
同 |
平成13年 6月10日 |
大本山鷲山寺晋山式を挙行 |